サブカルBLOG
2026/04/07 19:25
「天使と悪魔」というショップ名には、2018年の創業前から温めてきた一つの問いが込められています。なぜ人は服を着るのか。なぜ、ありふれた服では満足できない人がいるのか。このページでは、創業者がショップ名に込めた思いと、8年間の通販運営で見えてきたことを正直にお話しします。
■ 人はなぜ服を着るのか
服を着るという行為の根っこには、人間としての根源的な欲求があると思っています。自分を着飾りたい、かっこよくなりたい、自分らしくいたい。その欲求は、時代や文化が変わっても変わらないものです。
ただ、社会に広く認められた「一般的なファッション」だけが、その欲求を満たしてくれるわけではありません。むしろ、社会的にはまだ広く認知されていなくても、独自の精神性が感じられるファッションに惹かれる感性は、誰の中にも潜んでいると私は思っています。
その感性に正直に向き合ったとき、ショップの名前は自然と決まりました。
■ 「天使と悪魔」という名前の意味
一つ、先にお伝えしておきたいことがあります。「天使と悪魔」と聞くと、ダン・ブラウン原作の映画「天使と悪魔」を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし当店のショップ名は、その映画とは全く関係がありません。映画を意識してつけた名前ではなく、ファッションに対する私たちの哲学から生まれた言葉です。
天使は、社会に認められたファッションです。清潔で、美しく、多くの人に受け入れられる。そういう服は世の中にたくさんあります。
悪魔は、社会にはまだ広く認められていないファッションです。でも、だからこそ自由です。誰かの目を気にせず、自分の「好き」だけを信じて選べる。そこに本当の個性と表現の自由があると思っています。
この「天使」と「悪魔」は、対極にある二つの概念として選んだ言葉です。どちらが正しいのではなく、その対極の間にある緊張感こそが、私たちが扱うファッションの世界観そのものです。
ヴィヴィアンウエストウッドが「反逆精神」と「独自のスタイル」でファッションの歴史を変えたように、天使と悪魔も「社会に認められているかどうか」ではなく「自分が信じるかどうか」を大切にするショップでありたいと思っています。
■ 最初に仕入れた商品のこと
2018年10月の創業直後、最初に仕入れたのは冬物のセーターでした。ピンクのケーブル編みのセーターです。
今でもその商品のことは忘れていません。仕入れの基準は「自分でも欲しいと思えるかどうか」でした。そのセーターは、手に取った瞬間に「これは着たい」と思えた商品でした。派手でも地味でもなく、でも何かが違う。そういう感覚を大切にしながら、この8年間ショップを続けてきました。
カジュアルで無難な服ではなく、個性的で誰かの心に刺さる服を扱いたいという気持ちは、創業から今も変わっていません。
■ 8年間の痺れた経験・凹んだ経験
通販ショップを8年間運営してきた中で、いくつか忘れられない経験があります。
一つ目は、痺れるほど嬉しかった経験です。あるお客様から「この日までに商品を受け取りたい」という着用希望日のご連絡をいただきました。海外からのお取り寄せ商品でしたが、スタッフで何とかできないかと動いた結果、当店の都内倉庫に入庫した商品をお客様に直接手渡しすることができました。通販でありながら、実店舗のように直接お届けできた瞬間でした。「間に合ってよかった」という思いと、「このためにやっている」という気持ちが重なって、今でも鮮明に覚えています。
もう一つは、凹んだ経験です。海外お取り寄せ商品には、商品ページに納期の説明を明記しています。それでも、発送後にお客様都合でキャンセルしたいというご連絡をいただくことがあります。メーカーからすでに出荷されていること、商品説明に納期を記載していることをご説明しても、「納期が遅い」「嘘つき」「詐欺」というレビューをいただくことがあります。
正直に申し上げます。スタッフは生身の人間です。通販ショップなのでお客様の前に顔を出すことはありませんが、実店舗と同じように、毎日ショップのために働いているスタッフがいます。誠実に対応した結果としていただく言葉は、本当に堪えます。
それでも、一つのご批判より多くのお客様から「可愛い」「お迎えできてうれしい」という声をいただいていることが、続けていく力になっています。
■ 中国製品への不安をお持ちの方へ
海外からのお取り寄せ品ということで、品質への不安を感じる方もいるかもしれません。ここで一つ、業界の実態をお伝えします。
国内で販売されているオリジナルブランドの商品も、その多くは中国の製造工場に生産を委託してオリジナルブランドとして販売しています。これはファッション業界では一般的なことです。縫製・生地・素材感という点では、オリジナルブランド商品とセレクト商品の間にほとんど差はありません。
天使と悪魔では、模倣品や著作権に抵触する商品は一切仕入れません。また国内倉庫在庫商品については、スタッフが入荷時に実物の素材感・縫製を確認しています。黒いTシャツ一枚でも、コットンとポリエステルでは肌さわりが全く違います。写真では伝わらないその違いを、スタッフが実物で確かめることが、お客様への誠実さだと思っています。
■ お客様からいただく言葉
定期的にお客様アンケートを実施しています。一番多くいただく声は「可愛い」です。バッグを増やしてほしいというご要望もいただいています。コンカフェショップや法人のお客様にもリピートしていただいており、プロが選んでくださることはスタッフにとって大きな励みです。
■ これからの天使と悪魔
「社会に認められているかどうか」ではなく「自分が信じるかどうか」。
この8年間、ずっとその軸で服を選んできました。地雷系・ゴシック・サイバーパンク・参戦服・メンヘラ系——どのジャンルも、誰かの「自分らしさ」を肯定するファッションです。天使と悪魔は、そういうファッションを扱い続けるショップでありたいと思っています。
あなたの「好き」に、正直でいてください。それを応援するのが私たちの仕事です。
よくある質問・納期・返品については、よくある質問ページをご確認ください。
